大規模盛土造成地マップについて

更新日:2021年07月05日

はじめに

海南市では、近い将来発生が懸念されている南海トラフ地震等に備え、市民の皆様に大規模盛土造成地が身近にあることを知っていただき、防災意識の向上につなげることを目的として、盛土造成地の位置と規模の把握及び大規模盛土造成地の抽出を行い、大規模盛土造成地マップを作成しました。

なお、マップは大規模盛土造成地の概ねの位置と規模を示すもので、造成地の危険度を調査した結果ではないことから、 マップに示された箇所が地震時に必ずしも危険というわけではありません。

 

※以下の内容は国土交通省「わが家の宅地安全マニュアル」より引用しています。

背景

 平成7年の阪神・淡路大震災や平成16年の新潟県中越地震などでは、大規模に盛土造成された宅地で滑動崩落による被害が発生しました。この滑動崩落という現象のメカニズムは、これらの被害事例の分析により初めて明らかになってきたもので、これを受けて、地震発生時の宅地の安全性を確保するため、平成18年に宅地造成等規制法が改正されました。

あわせて、災害を未然に防止または軽減し、宅地の安全性を確保することを目的として、大規模盛土造成地を把握するための調査や滑動崩落を防止するために必要な調査及び工事などを支援する宅地耐震化推進事業が、国土交通省により創設されました。
 

大規模盛土造成地とは

盛土造成地は、谷間や山の斜面に土を盛るなどして造られます。このうち、過去の地震時の被害事例から、滑動崩落(※1)の発生が多かった盛土の面積や高さ、盛土をする前の地山の傾斜をもとに、大規模盛土造成地が下図のように定義されています。

(※1)滑動崩落

谷間や山の斜面などにおいて盛土造成されたひとまとまりの宅地が、地震による大きな揺れによって、滑ったり崩れたりする現象。

大規模盛土造成地マップができるまで

    市域のうち、森林や農地、道路などを除いた区域を調査対象区域とし、昭和33年と平成18年の地形データ(地形図、航空写真)を重ね合わせ、標高差が生じている箇所の中から、谷間や斜面に大規模な盛土をして造成された土地の概ねの位置と規模を把握しました。

なお、昭和33年の地形データの精度により、マップに示す位置と規模については若干の誤差が考えられます。



 

大規模盛土造成地マップに関しては、和歌山県都市政策課のホームページもご参照ください。

海南市の「大規模盛土造成地マップ」

※公表しているマップより縮尺の大きな図面は作成していません。

 

■宅地の耐震化に関するリンクはこちら

 

 

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